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AMDの格安CPU、Athlon 200GEなどの低価格パーツでパソコンを自作。

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令和元年GWにデスクトップPCを自作

前回の記事でも少し触れましたが。

令和元年の10連休ゴールデンウィークを利用して、約6年ぶりにデスクトップパソコンを自作しました。

とはいっても、実際にはゴールデンウィーク中には完成せず、OSやその他のソフトのイントールなどを含めて、結局5月下旬までかかってしまいました。。

当サイト管理人のPCの使い方は、主にネット閲覧やメール、ブログ記事の文章や画像の作成、たまに映画DVDやテレビ録画DVDを再生するくらいで、PCゲームや動画編集などといった、CPUパワーが必要になるような使い方は一切しないので、自作とはいっても、基本的に格安なPCパーツで十分です。

というわけで、いつもそうなのですが、今回も一番安いか、または格安なパーツばかりを選んで、デスクトップPCを1台組み立ててみました。

パソコンの自作というと、CPUなど、パーツ1個で安いノートパソコンが買えてしまうくらい高価な製品を使ったゲーミングPCが花形ですけど、格安パーツばかりを使ったライトユーザー向きのPC自作も少しはニーズがあるかもしれないので(笑)、参考になるかわかりませんが、今回使ったパーツの金額やミニレビューを紹介してみます。

パーツ探しは、ドスパラやパソコン工房といった実店舗にも足を運んだのですが、結局通販が一番安かったので、今回使ったパーツはほぼすべて、Amazonで購入しました。

なお、最安も大事ですが(笑)、それほど価格差がなくて、ずっとコスパが高い製品があれば、ちょっと高くてもそちらを選んだ場合もあることをお断りしておきます。

また、以下で紹介している価格はすべて、10円台以下四捨五入の価格になります。

CPUはAMD Athlon 300GE

今回購入したCPUは、AMDの一番安いデスクトップ用CPU、Athlon 200GE

Amazonで、何と6000円を切る、約5900円(税込)で購入しました。

この記事を書いている2019年5月時点では、インテルのCPU供給不足がずっと続いている影響で、インテルの低価格向けCPUは在庫切れか、価格が値上がりしています。

なので、AMDだけでなくインテルを含めても、Athlon 200GEは現在販売されている最新版のCPUの中では、たぶん一番安く購入できる製品の1つです。

また、Athlon 200GEはインテルでは最安のCeleronよりも1つ上のクラスのPentium相当の製品なので、コスパも高い製品になっています。

付属(リテール)ファンの固定が、マザーボードの出っ張りに留め具を引っ掛けて、レバーのテコの原理でロックするようになっているのは驚きましたが、マザーボードのマニュアルに取り付け方法のイラストがあったので、なんとか取り付けることができました。

ロックしても、クーラーをちょっといじると水平にグラグラ動いてしまうのですが、ちょっとずつ動かして最適な位置にはまると、もう動かなくなります。

AMDのこのタイプのファンを取り付けるのが初めての方は、uedaxさんのこちらのYouTube動画が参考になると思います。

ちなみに、最後のぎりぎりまで、同じくAMDのCPU、Ryzen 3 2200Gとどちらにしようかと迷っていたのですが、管理人のPCの使い方の95パーセントはAthlon 200GEで十分なので、こっちにしました。

浮いた価格差分の約4000円で、電源ユニットを買ってお釣りが出ました。

マザーボードはA320M-HDV R4.0

マザーボードは、ASRockのA320M-HDV R4.0です。

MicroATXサイズのマザーボードで、Amazonで約6300円(税込)で購入しました。

Socket AM4のマザーボードの中では、6000円前後から購入できる最安製品の1つです。

メモリは2スロットですが、M.2スロット(1)、HDMI端子(1)もあり、SATA3コネクターも4つあります。

ちなみに、メモリスロットは片側だけラッチがあるタイプだったのですが、取り付けには本当に苦労しました。

また、長さ50cmのラッチ付きSATA3ケーブルが2本同梱されていて、1本はケース内の上の方に配置されている光学ドライブに接続しやすい片方L型になっています。

なお、ケースファンコネクタは2つあるのですが、片方は3ピンなので、PWMによる回転数のコントロールはできません。

ところで、Amazonで購入したものの箱には、「Athlon 2XXGE対応」シールが貼ってあって、Athlon 200GEだけでなく、後から発売されたAthlon 220GE、240GEにも対応済みとのこと。

A320M-HDV R4.0のBIOSページで確認すると、2019年4月19日リリースのバージョン2.00から220GE、240GEに対応しているのですが、UEFI(BIOS)画面で確認すると、購入時点でちゃんとバージョンが2.0になってました。

メモリはCFD CrucialのW4U2400CM-4G

メモリは、CFD販売が取り扱っている、Macron製(Crucialブランド)のW4U2400CM-4G

DDR4-2400の4GBメモリが2枚入っています。

本当は2GBx2枚の計4GBで十分な気もするのですが、今どき、DDR4規格の2GBx2枚は販売されてないみたいです。

かといってメモリ2枚挿しのデュアルチャンネル効果は外せなかったので、4GB1枚ではなく、コスパの高いDDR4-2400の4GB×2枚に落ち着きました。

管理人がAmazonで購入した時は約6700円(税込)。

これでも安いほうと納得して買ったのですが、この記事を書いている現在、約6000円にまで値下がりしてます。

ここ数年のメモリの価格高騰バブルが、一気にはじけた感じです。

Athlon 200GEはメモリの相性問題があるというネットのうわさを目にしていたのですが、ことW4U2400CM-4Gに関しては相性が良かったのか(笑)、なんの問題もなく、ふつうにWindows 10 Homeが使えています。

SSDはインテル SSD 545s SSDSC2KW256G8X1

SSDは、2.5インチタイプのインテル SSD 545s SSDSC2KW256G8X1です。

実は、このSSDは以前にAmazonで購入したまま、使ってなかったもの。

古くて超遅いノートPCのHDDを、このSSDに換装する予定だったのですが、結局実行に移せなかったので、今回Windows 10をインストールする起動ドライブとして使うことにしました。

その時はSSDがまだ高かったのですが、現在では購入時よりも約2000円も安くなってます。失敗しました(笑)。

現時点だと、Amazonで約5900円(税込)で購入できます。

メモリ同様、SSDもどんどん値下がりしているみたいですね。

240GBくらいの製品だと、安いもので4000円前後くらいから購入できます。

これくらい安くなってくると、SSDを使わないほうが逆にもったいないですね。

SSDにWindowsをインストールすると、HDDよりもOSやソフトの起動や動作が劇的に早くなるので、パソコンを組み上げた後の利便性まで考えると、SSDは十分にコスパが高いと思います。

HDDはWD Blue WD10EZEX

HDDは、Western Digitalの1TB HDD、WD Blue WD10EZEX

これも、Amazonで約4800円(税込)で購入しました。

個人用データの保存目的だけなので、本当は500GBもあれば十分過ぎるんですけど、数百円しか価格差がなかったので、1TBにしておきました(笑)。

動画ファイルでも扱わない限り、1TBも到底使いこなせそうもありませんが、動画ファイルはめったに扱わないので、今までしてこなかったシステムやデータのバックアップに取り組んで、少しでも1TB HDDを有効活用したいと思います。

購入者はバックアップソフトのAcronis True Image WD Editionを無料で使えるみたいなので、近いうちにインストールして、使い勝手を試してみたいと思ってます。

PCケースはCooler MasterのMasterBox E300L Silver

PCケースは、Cooler MasterのMasterBox E300L Silver

microATX、Mini-ITXマザーボードを取付可能な、いわゆるミニタワータイプです。

これも、Amazonで約4300円(税込)で購入しました。

光学ドライブを設置する5インチオープンベイが1個、3.5インチ内蔵HDDを設置する3.5インチシャドウベイが2個、2.5インチSSDを設置する2.5インチシャドウベイが3個と、管理人のような必要最小限のパーツでコンパクトに組みたい場合に最適のPCケースです。

個人的に光るPCケースはまったく必要ないので(笑)、ひたすら地味で気に入りました。

5000円未満にもかかわらず、作りもちゃんとしています。

唯一の欠点は、付属のフロントファンのコネクタが3ピンなので、PWMによる回転数のコントロールができないこと、そしてそれなりに音がすることです。

轟音というわけではありませんが、静音PCを目指している方は、4ピンの静かなファンに変更したほうがよいかもしれません。

電源ユニットはThermaltake Smart 350W

電源ユニットは、Thermaltake Smart 350W にしました。

これも、Amazonで約3300円で購入。

電力容量計算とかできないので(笑)、Athlon 200GEを搭載しているパソコン工房の同じような構成のBTOパソコン、「STYLE-M1B3-A2-VHSicon」が積んでいる電源ユニットと同じ、350Wの製品をAmazonで探して、レビューで評価が高かったので、これにしました。

格安電源ユニットだけあって、ケーブルは直付けで、ケーブル本数やコネクタ数も必要最小限ですが、管理人のように必要最低限のパーツだけで組む自作ユーザーにはぴったりの製品でした。

ちなみに、SATA電源ケーブルは2本あって、それぞれにSATA電源コネクタが2個ずつあるので、計4つのSATA機器(光学ドライブ、内蔵HDD、内蔵SDDなど)に接続できます。

光学ドライブはHLDS BH14NS58 BL バルク

光学ドライブは、恵安が販売しているHLDS(日立LGデータストレージ)製の内蔵ブルーレイドライブ、HLDS BH14NS58 BLにしました。

格安に済ませたいなら、数千円から購入できる内蔵DVDドライブ製品を選択すべきですが、今回はDVDだけではなく、映画のブルーレイやテレビ番組を録画したブルーレイをどうしても再生したかったので、この点だけはゆずれませんでした(笑)。

プチプチシートの袋で包装されただけの、いわゆるバルク品ですが、再生ソフトのPowerDVDicon(バージョンは12)や動画編集ソフトのPowerDirectorなど(OEM版)のインストールCDも付属しています。

これもAmazonで約6600円(税込)で購入しましたが、再生ソフト付属の内蔵ブルーレイドライフ製品の中では最安だと思います。

OSはWindows 10 Home パッケージ版

OSは、数年前にパソコン工房の通販で購入したまま使っていなかった、Windows 10 Homeのパッケージ(通常)版を使いました。

その当時、お買い得と思って約1万5000円(税込)で購入したのですが、現在でもAmazonでまったく同じくらいの価格で販売されていますね(笑)。

PC自作といえば、特定のPCパーツとセットで安く購入できるDSP版がありますが、Windows 10 Homeではパッケージ版との価格差が2000円くらいしかなく、購入したパーツと一緒に使わなければならないDSP版のデメリットを考えると、パッケージ版のほうがコスパが高いという結論になりました。

なお、Windows 10 パッケージ版にはインストールメディアとしてUSBメモリが同梱されているのですが、実は管理人は使いませんでした。

その代り、手持ちのUSBメモリで最新のWindows 10インストールメディアを作成して、それでOSインストールを行いました。

もちろん、数年前のインストールメディアでも全然問題なく使えるのですが、管理人のネット回線はいまだにADSLで(笑)、OSインストール後のWindows Updateにものすごく時間がかかるので、その時間をできる限り短くするために、いつも最新版のWindows 10をインストールするようにしています。

なお、作成したWindows10インストールメディアを起動する時は、起動デバイスのメニューから、先頭に「UEFI:」と記されたUSBメモリ名を選ばないと、現在主流のUEFI(GPT形式)インストールにならないので、注意してください。

まとめ

というわけで、完成したパソコンの内部はこんな感じ。

コンパクトなミニタワーケースとはいえ、PCパーツ数が少ないのですっきりしたものです。

今回のAMD Athlon 200GEを使ったパソコン自作の総額は、OS込みで5万8800円という価格になりました。

ほぼ格安パーツばかりで作ったのですが、なかなかの金額になってしまいましたね(笑)。

データ保存用の内蔵HDDをあきらめて、ブルーレイドライフをDVDドライブ(2000円と想定)に変更すれば、約4万9400円と、ぎりぎり5万円内に収まる金額になります。

ちなみに、同じくAthlon 200GE搭載のパソコン工房BTOミニタワーパソコン「STYLE-M1B3-A2-VHSicon」(基本構成5万3978円)を、同じ構成にカスタマイズすると、7万3893円(税込)になります。

まあ、組み立て人件費分くらい、自作したほうが安くなるといった感じでしょうか(笑)。

パソコン工房の「STYLE-M1B3-A2-VHS」は、マザーボードのチップセットがB350(オーバークロック可)で、無料でキーボードとマウスが付いてくるので、その点は管理人の構成よりもお得かもしれません。

今回の自作も有り難いことに、PCパーツの不具合や不良には遭遇しなかったみたいで、何の問題もなく快適に使えています。

Athlon 2xxGE対応と明記されたマザーボードを使ったからなのか、ネットでうわさされているような、Athlon 200GE特有の強制再起動やブルースクリーンといったクセ?の強い現象(笑)もまったく起きていません。

また、Athlon 200GEのおかげなのか、はたまた内蔵SSDのおかげなのか、パソコンのレスポンスが早すぎて、とまどってしまうくらい(笑)です。

これから最低でも5年くらいは、このAthlon 200GE搭載デスクトップPCを使いこなしていきたいと思っています。

ではまた。

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